講座紹介
![]() 昭和59年4月 久留米大学医学部病理学(一)入局 昭和62年4月 久留米大学助手 医学部病理学(一)講座・外科学(一)講座兼務 昭和62年7月 研究のため昭和62年7月17日から平成元年7月31日まで米国ハーバード大学医学部ベスイスラエル病院へ留学(Stephen J.Galli助教授(現スタンフォード大学医学部病理・主任教授)の指導下でmast cellに関する研究に従事。 平成3年9月 久留米大学講師昇任 医学部病理学(一)講座・外科学(一)講座兼務 現在に至る 専門分野 肝細胞癌の分子病理学・実験病理学。独自に樹立した肝細胞癌細胞株をもちいて、IFNの |
久留米大学医学部病理学講座は、1998年の講座再編により、それまでの第一病理学講座および第二病理学講座が、一つの病理学講座に統一されました。研究体制は独自性を維持していますが、教育、病理診断に関しては、旧体制の垣根を越えて共同で行っています。 |
講座のあゆみ: 教育: 病理診断: 研究: 当講座には、独自に樹立した多数の肝腫瘍細胞株が維持されており、組織由来の明らかな細胞株を様々な研究に用いることができるのは最大のadvantageと考えられます。現在、細胞分離機能がついたフローサイトメトリーであるFACSAria IIを駆使して、肝細胞癌をはじめ様々な癌腫で、癌幹細胞の検討に力を入れています。これまでに肝細胞癌、混合型肝癌、腎細胞癌、口腔扁平上皮癌などを対象に検討を行っています。また、組織形態学的に特徴のある部分のみを組織上で切り出すレーザーマイクロダイゼクションを用いた検討も行っています。この検討は、標本を観察できる病理医ならではの検討ではないかと思われます。また、神代 正道前教授の時代から、積極的に海外留学をおしすすめており、アメリカ、カナダ、フランス、ベルギー、オランダ、イギリスなどに多数の者が留学し、新たな研究分野を開拓してきました。 一方、当講座では学内だけでなく、関連病院への医師派遣を積極的に行っており、久留米大学医療センター、九州医療センター、聖マリア病院、大牟田市立病院、公立八女総合病院、朝倉医師会病院に常勤医を派遣するとともに非常勤医として済生会二日市病院、新古賀病院、社会保険田川病院、宗像水光会総合病院、熊本赤十字病院、熊本医療センターに医師を派遣し地域医療の充実にも寄与しています。 |